恋愛もコメディも楽しめてカノかのを読む手が止まらないいぬがさです。
咲の友人である柴乃が本格的にお話に絡むようになってきており、面白さが加速度的に増している4巻のご紹介です。
ぜひとも楽しさを共有できたらと思います。
こんな人におすすめ
怒涛の展開でキャラの立ち位置が変わっていくラブコメを楽しみたい人
ラブコメとして主人公に好意を寄せる設定、描写がしっかりとしたラブコメを読みたい人
だけど、コメディ部分も大事にしたい人
いちゃついている自覚のあるバカップル
二股ではありますが、カップルとしてお付き合いしている三人。
温泉デートということもあり、彼女二名はかわいらしい私服を着ているのですが、素直で直球な直也。
そらもうべた褒めです。玄関口をはじめ電車などの公共の場でほめるほめる。
それってもう完全にいちゃついているバカップルのそれなんですよ。
ヒロインズも惚れてる男に褒められているわけですから、照れ隠しにテンション高めでお礼をいうのがそれはもう……。
にやついちゃいますよね。
ギャグ漫画として読み始めたのに、もう完全にラブコメとしてはまっちゃってますね。
でもやっぱり相手を素直にほめるというか、好きって感情を相手に伝えるのは大事だなぁって思います。
いちゃつきとツッコミを両立しているのはにやついちゃいますが、コメディとしての面白さも両立しているのがすごい面白いですね。
どたばたしている二股関係に柴乃とミリカが接近
前巻のミリカとのどたばたで咲の友人である柴乃が二股を感づき、物語に急接近。
柴乃は倫理観というか価値観が常識人枠で見ていて安心できるんですよね。
それに初登場時点でもキャラデザがかわいらしくて好きだったので、本編にしっかりと出演してくれるようになったのは嬉しいポイント。
登場を自分に喜ばれていた柴乃ですが、この時点でいわゆるツッコミ枠……かなぁと思ったら、どうもこの子間が悪い。
がっつりお色気枠というか被害担当というか……。
そのリアクション含めて非常にかわいい!
不憫可愛くて推せる……。
4巻ラストで見せた表情もこれまた魅力的だったので、ぜひとも奮戦してほしい子です。
ミリカに関しては捨身といった感じで、キスまでしたのに直也の好感度はいまいち……。
そこまでスルーされると若干ミリカがかわいそうに見えてくるのが不思議ですね。
直也のリアクションを見ると、可愛さというか見た目も評価には入るんだろうけど、内面的な部分のウェイトが本当に高そう。
やっぱりミリカの内面を知った時のほうがキスをしたときより、ときめいている描写があるし、ミリカもじっくりしっかり攻めていく感じになるのかなと。
いやまぁ、キスしていきなりなびく主人公というのはあれですけども。
この二人の接近が二股カップルたちにどんな変化を促すのか、今後の展開が楽しみですね。
見どころ
ある種の被害担当として大活躍の柴乃。
常識人としての立ち位置もさることながら、主人公たち一行に強くあたるのは何やら過去の出来事も関係している描写として存在しました。
新キャラが続々出てくるのに、各キャラの惹きつけ方が丁寧なので続きの展開がどんどん気になります。
まとめ
直也の二股案にのっかったけど、渚は本来引っ込み思案で遠慮しがちな女の子でした。
その気質は温泉デート中にも見えていましたし、読者である自分視点でも一線を引いているようなイメージを受けました。
だけど温泉に浸かっての咲との会話で、直也へ思いを募らせた理由や、直也にアタックする胸中が語られて、キャラクターとしての深堀がされていてよかったですね。
今まで天然だけどいい子だなと思っていた渚の裏付けというか、キャラクターに深みがでてきました。
不器用で自分のことには頑張り切れないこともあったけど、直也のために頑張ることは楽しくて続けられるというのは、恋する女の子といった感じで魅力的に見えました。
引っ込み思案と、今回の打ち明けたこの直也との楽しい時間を終わらせたくないという気持ちから、一線を引いた感じになってしまうのは仕方ないのかと思いますね。
でもやっぱり登場人物が全員素直というか、本音をぶつけ合うというか殴り合うので、恋愛劇にあるようなすれ違いがないのは面白い。
柴乃周りで別の変な勘違いは発生しているような気がするけど。
気持ちをしっかりと打ち明けた咲の反応も男前で好きですね。
膝を打ちながら「ならよし!」っていう子は初めて見たことないかもしれない。
全員の関係性が変化し続けて目が離せないカノかの。
5巻も楽しんでいきます。